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Porcupine Tree / Fear Of A Blank Planet ('07)

Fear of a Blank Planet Fear of a Blank Planet
Porcupine Tree (2007/04/24)
Roadrunner International

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はい、感想書くのが遅くなりました~m(_ _)m
4月に発売された、Porcupine Tree(以下PT)の新譜です。

2005年に発表された前作Dead Wingは、多種多様なスタイルを巧みに練りこみつつも、「キャッチー」とすら言えるアルバムだったと思います。Dead Wingでぐぐっとファンが増えたと思うので、そのフォローアップアルバムはさらにキャッチーなものを打ち出してくるかも?などと想像したりもしたのですが。でも、新作Fear of a Blank Planet(以下FoaBP)に耳を傾けたら、「Steven Wilson(PTのリーダー:Vo,G)ってマイペースな人ねぇ(微笑)」とシミジミ思いました(^-^)。

FoaBPも決して「とっつきにくい」とか「難解」ではないのですが、Dead Wing(特に冒頭2曲)にあったような、エネルギーを外向きに放出しながら疾走していくイメージはなく、むしろ内面的迷宮の奥へ奥へと船を漕ぎ進めるような印象を受けました。

だいたい歌詞が暗い(笑)。いや、Steven Wilsonの歌詞はいつだって明るくはないんですが。今回はアルバムを通して、ティーンエイジャーらしき人物(達)の無気力で絶望的な内面吐露&回想が語られていて、歌詞に気をとられすぎると、ちょい気が滅入ります(苦笑)。Lasse Hoile監督のタイトル曲のビデオもその世界を忠実に映像化していて、やっぱり、見ていて滅入ります(泣)。単に不快で滅入るというより、なんか負の方向に気持ちがシンクロしてしまってね。



Stevenがこういうテーマでアルバムを作ったのは、自分の過去に思うところがあるのか、現在のティーン風俗について言いたいことがあるのか。アルバムを聴き込むまではと、これまでインタビュー類の情報をシャットアウトしていたので、そろそろ封印を解いてみようと思っております。予備知識無しの率直な感想(歌詞世界についての)は、YouTubeのコメント欄にあった、ある方の意見とほぼ同じなんですけど。"the social criticism is valid but I think it was handled a bit on the corny stereotipical way"

ま、歌詞は無気力で殺伐としているんですが、音に意識を集中させると非常に饒舌で、豊かな世界がひろがっていきます。すさんだ言葉しか口にできない少年少女の心の奥にも、こんなに多様な情景が隠されている……とでも言わんばかりに。

全6曲からなる構成ですが、ひとつの曲に数曲分の要素が盛り込まれていて、区切り方によっては、もっと曲数の多いアルバムと捉えることもできるし、逆に、アルバム全体でひとつの組曲のような受け止め方も可能ではないでしょうか。様々な織り糸・織り方を組み合わせた、一枚の大きなテキスタイルでふわりと包まれたような、そんな統一感があります。

このアルバムの重低音をもっと充実した音で聴きたくて、「低価格カナル型のわりに重低音が充実している」という評判のイヤフォン、ゼンハイザーCX300を買ってしまいました。エイジングを経て、確かに重低音はこれまで使っていたオーディオ・テクニカのATH-CK32よりも出てますが、中・高域の音の響き方はオーテクの方が好きだなぁ。ATH-CK32が安いわりに中高音の音が良すぎる(少なくとも、私好みの響き方)のかもしれませんが。やっぱり1万円クラス以上か、密閉型ヘッドフォンにしないとダメなのか。ヘッドフォン探しのブラックホールに吸い込まれそうな予感です。怖い…(笑)。

Porcupine Treeオフィシャル

Porcupine Tree Myspace

☆日本語情報ならSteven Wilson JPBO

アップ直後追記:Fear of a Blank Planetが早くもWikipediaの項目(英語)になっているとは。へぇ?へぇ~?な情報がいくつかありました。小説Lunar Park、読んでみようかな。

2007年05月27日 | Comments(17) | Trackback(0) | 音楽[P]
コメント
詩の世界まで踏み込めない自分にとって、とても勉強になりました。
ゼンハイザーとultrasoneの密閉型で聴いていますが、怖いくらいの重低音に心臓バクバクしますよ(^^)
密閉型ではないですが、ゼンハイザーのHD595あたりも結構いいです。装着感が好きなんですよね。オススメです。
shuuma URL 2007年05月27日 23:20:25 編集
>shuumaさん
怖いくらいの重低音にバクバクしてみたいかも~(笑)
装着感も大事ですよね。
ヘッドフォンって、頭の締め付けや髪の毛に変なクセが付きそう…とか、そういうのが気になって。
こればかりはネットでぽちっと購入じゃなくて、ちゃんと試聴してからの方が良さそうですね。
ちなみにお使いになっている密閉型の方のゼンハイザーの型番は何ですか?
skysong URL 2007年05月28日 07:56:39 編集
>頭の締め付けや髪の毛に変なクセが付きそう…とか
女性の方は特に気になるでしょうね。分ります(^^)
HD25ってヤツを主に使ってるんですが、DJユースってこともあってか、装着感はイイほうだと思います。重量が軽いので、長時間聴いても疲れません。
自分へのご褒美として、値札見ないで買ったらエライ目にあいましたが(笑)
shuuma URL 2007年05月28日 09:32:51 編集
>shuumaさん
HD25、アマゾンで見てきました。
かなり評判が良いですね。重量が軽いというのも、長く音楽を楽しみたい人間にはうれしいですね。
お値段は、たしかに。。。(^^;)
ブランドもののお洋服を買ったと思えばいいかな?
そんなご褒美を自分に買えるように、がんばろうっと(笑)。
skysong URL 2007年05月28日 14:33:03 編集
歌詞がcornyでstereotypical(苦笑)なのと、またそれと対照的に音が無機質(な美しさ)に満ちているのと、その割には「曲」自体があっさりしているのと、そのあたりをどう解釈してみるかで評価に激しく違いが生じますね。

音に関しては、個人的にオーガニックさや生の持つ体温が全く感じられないまるで金属を触って自分の体温が吸い取られてゆくような冷たさと鋭さ、映像化した印象として例えば核の冬とか、映画「アルマゲドン」(ブルース・ウィリスの)等の、人間の知る所の生命体の絶滅のもたらす冷たさとか色彩の無さ、そんなものを感じました。具体的にはGavinのシンバルワークが炸裂している所、初聴きした時に私の中の脳内画像は長崎の浦上天主堂で綺麗なステンドグラスとそこから降り注ぐ陽の光に見とれている所に原爆が投下されて、粉々になったガラスがスローモーションで自分に降り注いでくるのにその美しさに気をとられて・・・(でもそのまま永遠に時間が止まってしまう)、そんな感じでした。

長くなったので一度切ります。
MM URL 2007年05月29日 01:41:27 編集
歌詞のLunar Parkとの関連ですが、
この作者はあの映画にもなった「アメリカン・サイコ」や「Less than Zero」の作者であり、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B9その意味合いを考えるのと考えないのではやはり受け取り方に大きな違いが出てくるのは間違いないと思います。本作のタイトル自体も、「PTにしてはなんだか・・・」という思いも、このフィルターを通して見ると逆にその必然性を感じますしね。

SWが「アメリカン・カルチャー」を外から見ている視線と、それが同時代経験者として彼自身の中にある姿と、その二つの世界の間で悩むことなく意外とあっさり「それはそれで現状」と落ち着いちゃってる所と(ほら、SWはてんねんだからwww)、そのあたりが良く現れている世界観だと思えばまあ大きく外れてはいないかな、と(苦笑)。
MM URL 2007年05月29日 01:49:03 編集
>MMさん

示唆に富むコメントをありがとう。
 
 >歌詞がcornyでstereotypical(苦笑)なのと

まあ、歌詞の一字一句がcornyでstereotypicalというより、歌詞全体が提示しているティーン・カルチャーの姿がちょっとstereotypicalだなと思ったんです。
My friend says he wants to die
He's in a band, they sound like Pearl Jam
Their clothes are all black
The music is crap
のあたりなんて、プッと笑えて好きだったり。(Steven , Pearl Jam嫌いなんですかね?まあ、ティーンの「○○もどき」バンドはcrapが多いってことかもしれませんが)

あの歌詞、彼の個人的体験を吐露するような感情がこもっているように感じられないし、かといって、外部から批判・告発しているようなトーンでもないので、どういう意図であのようなテーマを取り上げたのか謎だったのですが、小説を下敷きにしていると知って納得しました。

MMさんが、
>SWが「アメリカン・カルチャー」を外から見ている視線と、…(以下略)
で総括しているようなスタンスなんでしょうね。(てんねんだもんね~w)

Wikiによると、FoaBPのアルバムタイトルはPublic EnemyのFear of a Black Planetを意識しているそうですね(ヒップホップ嫌いだったはずじゃ?)。小説Lunar Parkや、PEのアルバムとの関係の中で考えると、Stevenの意図がもうちょっと明確に捉えられそうな気はします。

もっとも、そういうのをとっぱらって、音が伝えてくる情景を楽しむ快楽を忘れちゃいけませんね。MMさんの浦上天主堂のイマージュのように。
Stevenはわりと歌詞をはっきり発音するヒトなので歌詞がどうしても耳に飛び込んできちゃうんですが、左脳を押さえて右脳中心で聴くよう自分に言い聞かせてます(笑)。
skysong URL 2007年05月29日 18:01:31 編集
SW氏の天然っぷりからして色々深読みしようという我々を含む周囲の努力自体に意義があるかどうか、なんですけれど(爆)、

本作品に関するインタビューでは一応表向きには、PEのFear of~が流行っていた時に象徴される自分のティーン時代、親から制限されていたメディアはテレビだけだったのに、今の子達はビデオゲーム、携帯、iPod/mp3プレーヤー、等々殆ど制限無く囲まれていて、それがどう彼らの人間形成上関連してきているのか、そして現代社会にどう反映されているのか、ということを念頭に製作した、と言ってますね。しかも本作のみならずPT作品の歌詞内容に特別にこめられた思いやメッセージというのは無く、ただ淡々と写実的に言葉を使っている、とも。

ですから、
>Stevenの意図
というのは「彼のいいたい事」としてはありそうななさそうな、で(苦笑)、
あくまでも製作の骨組みと言うか方向性としての枠組みとしてのみ存在しているのでは、という気がします。

歌詞に関しては、大きくなってから英語社会に入った私の場合は自分で左脳のON/OFFが出来るので(爆)、飛び込んでくるのを意図的に遮断して聴いたり、逆に英語耳でしっかり聴いたり、と言う使い分けをしています。
確かにあの歌詞はアレレ・・・ですが、でもアメリカのティーンの形態っていうのは本当にバラエティーが少なくって、
>歌詞全体が提示しているティーン・カルチャーの姿
というのが結構当たりだったりして、というのも実は怖い所です。そういった意味での今回の歌詞の「幼さ」っていうのがアメリカのティーンの現状に重なっている部分も確かにあるので、「本当はSWはそれを狙っていたのかも」とついつい考えたくなってしまうのが、アブナイファン心理(笑)。
MM URL 2007年05月30日 01:13:39 編集
>MMさん

 >というのは「彼のいいたい事」としてはありそうななさそうな、で(苦笑)、

ですねー。だから、歌詞に気を取られすぎると、
「で?キミはこれで何が言いたいの?あん?」とStevenを小一時間ほど(ジュースでも飲みながら?)問い詰めたい衝動が沸いてきちゃうんだな(苦笑)。

>>歌詞全体が提示しているティーン・カルチャーの姿
>というのが結構当たりだったりして、というのも実は怖い所です。

むー、そうなんですね。
まあ、日本でもバラエティーが少なくて、そこからはみ出た子達の居場所が無い。。。という閉塞感はありますね。

左脳のon/offは、シルヴィアンのBlemishの時も歌詞が気になって気になって、音にたどり着くまでの道のりが長かったです~(^^;)
skysong URL 2007年05月30日 21:41:02 編集
久々にno-man名義の新譜も出ましたね。録音は2001-03とちょっと前ですが、中々良いアルバムでした。
TY URL 2007年05月31日 19:02:30 編集
>TYさん
新譜って、Together We Are StrangerのDVD付き再発盤ですか?
skysong URL 2007年05月31日 20:02:31 編集
すいません、そうです。DVDの方の音響がかなり素晴らしいので。
TY URL 2007年06月01日 03:26:01 編集
>TYさん
昨晩、上のコメントレスを書いてからTYさんの記事を拝見しました。
5.1ch、すごそうですね~。
5.1ch対応ヘッドフォンなどがないと音の良さは味わえないのかなぁ?
skysong URL 2007年06月01日 18:09:48 編集
10歳のロビー君の独り言だと思えば、そんなにcornyでもstereotypicalな視点+言い回しになりますね(笑)、というネタバレ記事(英文)。
http://www.suntimes.com/entertainment/derogatis/408636,WKP-News-live01.article
5段落目です。

まあ、元々我々がお付き合いしているのは、

すてぃーぶん・うぃるそんくん、よんじゅっさい

ですけれど(爆)。
MM URL 2007年06月05日 16:46:38 編集
>MMさん
wikipediaにも
>The concept of the album was heavily influenced by Brett Easton Ellis' novel Lunar Park. The novel is told from the perspective of the father, whereas the album is mostly from the son's perspective. Many of the lyrics for Fear of a Blank Planet are lifted directly from the novel, particularly "My Ashes", which is an homage to the last chapter, in which the ashes of a cremated father are scattered and cover the memories of his life.

と、親切にサマライズしてありましたね。(それにしても、私が固定リンクを貼った5/27以降、十数回も更新されてる……PTファンは熱い!)Lunar Parkの主人公は10歳なんですか。

あ、すてぃーぶんくん、11月まではまだ「さんじゅうきゅうさい」です(笑)
skysong URL 2007年06月05日 17:35:19 編集
PTファン、wiki"pedia"ではなく、独自のwikiページを立ち上げてはどうか、なんて話が出ている位なので、

>5/27以降、十数回も更新されてる

っていうのはあまり驚かなかったりしますが(苦笑)。
ライブでもこの系統の音楽にしては年齢層が高めで圧倒的に男性が多い、と聞いてますし、ネット上での意見交換を見てもただ盲目的なファンの集まりではなくしっかり批判する所や相容れない点もお互い述べ合ってますしね。

そうかー、すてぃーぶんくん、殆ど同級生かぁ、と、意味無い親近感(笑)。そりゃあ数年前と比べて少しおなかがぽこっとしても仕方ないお年頃ですけれど、でもすてぃーぶんくんの場合それが中年太りではなく単なる幼児体系に見えてしまい、半ズポン(←この言い方がツボです)にお帽子、ランドセルが似合ってしまいそうなのは・・・まあいいか。
MM URL 2007年06月06日 01:42:10 編集
>MMさん

年齢層と男性比率、高いでしょうね(笑)
まあ、成熟したファン層ということで。

もし我らの母校が共学で、すてぃーぶんくんが同級生にいたとしたら、いじられキャラでしょうね(萌)
skysong URL 2007年06月06日 16:26:20 編集

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