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Porcupine Tree @ 昭和女子大学人見記念講堂

Porcupine Tree@昭和女子大学人見記念講堂に行ってきました。

stevenwilson
Porcupine Tree(以下PT)は英国人Steven Wilson(写真)率いる4人組。Steven WilsonはPTの他にもNo-Man、Bass Communion、Blackfield、I.E.M.など様々なユニットで活動していることからもうかがえるように、音楽性の幅がとても広い人物。中でもPTは、「サイケデリック」「プログレ」「叙情的」「HM」「HR」などのキーワードで語られることが多いバンドです。私としては、哀愁を帯びた美メロと、ひとつの楽曲の中に様々な要素が盛り込まれているところが気に入っています。
まだの方はぜひMyspaceで試聴を!
オフィシャルサイト
Myspace
Steven Wilson JPBO 

以下、だらだら長文レポです(笑)
前日のZepp Osakaではスタンディング・フロアに椅子を入れて200人程度の集客と聞いていたので、人見記念のホールがどこまで埋まるのかとっても心配でした(苦笑)。6時15分頃会場入りすると、1階の前半分がなんとか埋まりつつあるものの、後ろ半分には誰もいない状態(汗)。寂しいというべきか、伝説の(私は行けませんでしたが)UDOフェスと比べれば大躍進というべきか。もっとも、オープニング・アクトのフリップ先生終了後に振り返ったら後ろブロックに座っている人もチラホラいました。結局およそ800人ほど入っていたのではないでしょうか。ということで、現時点ではリキッドルームあたりが適切なハコだったんでしょうね、本当は。客層は年齢層もまちまちだし、ファッションもまちまちで、お客さんを見てもどんなコンサートか想像できる人はいないでしょう。幅広い音楽性を盛り込んだPorcupine Treeらしいともいえます(笑)。あと、外人さん比率が高めでした。物販はCDのみ。

開演前のBGMも客電もそのままに、開演時間ぴったりにロバート・フリップ先生登場。ステージ中央、右、左にわざわざ移動して、うやうやしくお辞儀。なんだか教祖様のようなありがたーい、それでいて微笑ましい空気が漂って、思わず笑顔になってしまいました。そして教祖様、ステージ左側のマックの横にご着席。赤いライトを浴びながら、フリッパトロニクスのサウンドスケープが始まりました。人見の音響やフカフカの椅子は、こういう音にはぴったりですね。曲の緩急があまり無いので、ガガッと集中して聴くというより、まったりぼんやりとサウンドスケープに浸る感じですが(当然舟を漕いでるお客さんも^^;)、つややかな音の美しさは絶品でした。ここにデヴィッド・シルヴィアンが登場して歌いだしたら、まさにGone To Earthな世界です。でも先生の演奏中、ひっきりなしに遅れてきた人たちが入ってきましてねぇ。それがちょっと残念でした。「コラッ!教祖様に失礼でしょ!?」……と冗談はともかく、平日に6時開場、6時半開演っていうのはあまりに早すぎますね。30分後、再び3箇所でうやうやしくお辞儀をして、最後に胸の前で両手を広げた教祖様。愛が伝わってきましたぞ(笑)。

20分ほどのセッティング替えの後、照明が再び落ちていよいよメインアクト。真っ暗なステージを小さなライトが移動し、どうやらドラムスのGavin Harrisonが位置についた模様。バックのSEにのせて、おもむろにドラムが入り……ほどなく他のメンバー登場。ここでチラホラ席を立つ人々が。私は「どうせ座って見ることになるんだろうなー」と諦めモードだったので、「え、立つの?立って見られるの!?」と、喜んですっくと立つ。ノリのいい曲で座っているのって苦痛なんだもの。結局、座ったままの人も若干いるものの、最初からほぼ総立ち状態。やったね、Steven!
セットリストは名古屋・大阪と同じだったと思います。

Blackest Eyes
Sound of Muzak

InAbsentia

アルバムIn Absentiaのノリのいい2曲でスタート。とはいえ、最初のうちはドラムの音ばかり大きく聴こえて、ギターの音などをもうちょっと上げてもいいような気がしました。Gavin Harrisonのドラムは重量感のある音、手数やリズムパターンのバラエティが豊富で、とても良いです。ただ、リズムの芯をかっちりおさえたドラミングが好きな私としては、手数の多いフィルの後たまに遅れるのが気になったりもしました。でも、Porcupine Treeは他の楽器が結構キレイにまとまりがちな傾向なので、それくらい過剰な部分があった方が躍動感があっていいのかも、と思ったりもして(この印象も全体の音量バランスによるところが大きいかもしれませんが)。いずれにしても、繊細さと激しさの両極を行き来するPorcupine Treeサウンドには欠かせないドラミングではないでしょうか。
いきなりドラムの話ばかり書いてしまいましたが、Steven Wilsonの歌も想像以上に声量があり、なんか安心しました(笑)。小柄ながらサラッサラ・ヘアをなびかせ、裸足でエフェクター類を踏み踏みし、手話っぽい手つきで歌に感情を入れていくStevenのお姿、いいじゃないですか。演奏は、ほぼ両曲ともCDを忠実に再現しているという印象。

Hatesong
LightbulbSun

お次はアルバムLightbulb Sun(品切れですがAmazon.comにて試聴)よりHatesong。CDよりStevenの歌い方もアグレッシヴで、ライヴの醍醐味を感じます。特に中盤以降のリズム隊vsギターの掛け合いのようになる部分はCDではサラッと聞き流してましたが、鳥肌もののカッコよさ!Stevenのギターは、早弾き的なテクニック自慢とは対極にある音響系とでも言えばいいのか、言葉では表現しがたい音色をかき鳴らしては様々なエモーションを表現していきます。それがまたキーボードのRichard Barbieriの音響世界と溶け合って、独特の空気を作り出していますね。むしろサポートメンバーのJohn Wesleyの方がオーソドックスなギターソロらしいフレーズを弾いていることが多かった気がします。彼のバック・コーラスがまたStevenの声とパーフェクトな相性でした。

Lazarus
DeadWing

現時点での最新アルバムDeadwingより、繊細でメロディアスな曲。サウンドのキモのピアノの音が少し小さく感じられたけれども、やっぱり美しい曲にうっとり。これ、英語圏のライブだったら大合唱じゃないですか?いいなー。合唱したい。

"The Beast" : new material
来春頃出せたらいいと思っているニュー・アルバムからの新しい曲だよ。長いからyou need patience。とのMCで客席を笑わせ、新曲。タム回しを多用した凝ったリズムが印象的で、途中から複雑に展開し、初聞きでもかなり引き込まれました。ニュー・アルバムが待ち遠しいです!その後、もう1曲やっていたような気がしますが、2曲のようでこれ全体がThe Beastなんでしょうか?

Open Car新曲の後は、おなじみDeadwingよりOpen Car。この曲は分かりやすいし、Deadwingからの曲はやっぱり認知度が高くて会場のテンションも上がりますね。

Buying New Soul
Recordings

アコギに持ち替え、「古い曲から」ということでBuying New Soul。未発表曲とレア・トラックを集めたRecordings収録ですが、Lightbulb Sun(2枚組バージョン)のボーナス・ディスクにも入っていますね。もっとも、Lightbulb Sunボーナス・ディスク・バージョンは曲の長さが6:09、Recordingsでは10:24らしいのでエディットされているのかな?(>SWJPBO様 私はRecordingsは持っていないので……汗)
しっとり聴かせつつ、熱く盛り上がる所では盛り上がる、大きなうねりのある曲。

Mother and Child Divided
DeadwingのDVD-A盤に収められたボーナス・トラックのインスト曲。通常盤しか持っていない私は初めて聴きましたが、タイトでカッコいいですなぁ。やっぱ、コンプリートでそろえなきゃダメか~(先立つものが……くぅ~><)

Arriving Somewhere but not Here
Start of Something Beautiful
Halo

ここからDeadwingの曲3連発。Arriving Somewhere...ではスクリーンに映し出される、早回し映像(東京の道路を通行しているのもあったはず)が曲に良く合っていました。HM王道のユニゾンでズンズン突き進むフレーズなども、HMあんまり好きでないはずなのに、テンションがどんどん上がる私。なぜPTだとHMフレーズも許容できるのか我ながら不思議で仕方が無いのですが、HM王道フレーズでも、PTは実に幅広い音楽ボキャブラリーの中から「ここぞ」という時に選りすぐって出してくるから嫌じゃないのかな。王道パターンに「逃げてる」「とりあえず収めてる」感じが無いから。ということで、HM嫌いな方にもお薦めしたいPTなのでした。
ところで、ベースのColin Edwinの話だけまだ書いてませんでしたが(汗)、ドラムの音と一体化しがちであんまりベースの印象が残らなかったんですよね。Haloの特徴あるベースラインも、終盤にきて頭が飛びがちで、そういう「部分」に注目して聴く余裕がありませんでした。

最後、ステージも客席もかなり明るくなり、メンバーが前に出てきてフレンドリーに挨拶。後ろ半分は空席だったものの、その場にいた観客の反応からは手ごたえを感じてくれていたら嬉しいのだけれども。
メンバーが去った後、再び暗くなり、アンコールの拍手。

ステージに戻ってきたSteven、「ドウモー、アリガートゥ。ミンナ、サイコーデス」みたいな挨拶(笑)。ミュージシャンの中には日本語の発音が妙に上手い人がいたりするけど、Stevenの日本語は絵に描いたような「英語圏の外人さんのニホンゴ」で、つい可愛らしいなどと思ってしまいました。
アンコール曲は東京でもアコギを持ってTrains。会場のハンドクラップも揃いました!
アンコールでガツンとShallowみたいな派手な曲を入れてもいいんじゃないの?と自分本来の趣味とは対極のことを考えたりもしましたが、日本の観客にはこれで行こうという戦略だったのでしょうね。。

欧州や米国ではそれなりの規模の会場を一杯にさせられる認知度を得たPorcupine Tree。日本でもぜひもっと知られて、いずれ人見記念規模の会場を満員にして盛り上がれたら、とっても嬉しいですけど。今回はプログレ人脈のフリップ先生とのカップリングでしたが、ColdplayやSnow Patrolのような英国メロディアス路線と抱き合わせという路線もありなのかな、などと夢想しつつ。まずはサマソニのようなフェスで浸透を図るのがいいのでしょうね。幅広い嗜好を持つ人々に受け入れられるポテンシャルを持ったバンドなんですから。
2006年11月30日 | Comments(2) | Trackback(0) | 音楽[P]
コメント
>アンコール曲は東京でもアコギを持ってTrains。会場のハンドクラップも揃いました!
アンコールでガツンとShallowみたいな派手な曲を入れてもいいんじゃないの?と自分本来の趣味とは対極のことを考えたりもしましたが、日本の観客にはこれで行こうという戦略だったのでしょうね。。

それもあるでしょうし、インタビューなんかを拾い読みしてみるとどうやら幼少時代の原風景に列車とか駅があるみたいですね、Steven。だから、曲に思い切って"Trains"とつけた段階で、たとえ無意識だったとしてもこの曲が彼自身のsignature songになる運命を課したのだと思います。そう思えばこの曲を日本のオーディエンスの為にアンコールに持ってきてもらえたというのは、オーディエンスがそういう秘められた想いを嗅ぎ取れると思ってもらえたから、と解釈するのはさすがに調子よすぎますかね(苦笑)。
MM URL 2007年01月16日 10:41:07 編集
>MMさん
なるほど、「鉄ちゃん」だったのね!(って違うか 笑)
signature song、ふむふむ。
確かに原風景を駆け抜ける列車の音が聞こえてきそうな曲です。

 >オーディエンスがそういう秘められた想いを嗅ぎ取れると思ってもらえたから

そう解釈すると、かなり嬉しいですね。そういうことが嗅ぎ取れるオーディエンスでいたいと思いますし。
skysong URL 2007年01月16日 11:44:08 編集

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