スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--年--月--日 | スポンサー広告

no-man / schoolyard ghosts ('08)

Steven Wilsonと、Tim Bownessによるデュオ、no-man
StevenがずっとPorcupine Treeで忙しそうだったので、no-manの方はまだまだお預けかと思っていましたが、めでたくも前作Together We're Strangerから5年ぶりのリリース。
せっかくなので、CDとDVDAの2枚組エディションに、ボーナスCD(別バージョンやエディット・バージョンが6曲収録)が付いたセットをburningshedにて購入しました。(現在ボーナスCDはソールドアウトのようです。)

何というんでしょうね。
気に入ったアルバムには、いつでもどこでもイヤホン耳にずうっと入れっぱなしで繰り返し聴かずにはいられない!というものもありますが、no-manの新譜schoolyard ghostsはそういう感じではなくて。むしろ、静かにじっくりと、磨きぬかれた音たちに集中できる、特別な時間をどうにか作り出して耳を傾けたい。聴ける頻度は少なくても、その分じっくり堪能したい。そんなアルバムです。

Schoolyard GhostsSchoolyard Ghosts
(2008/06/10)
No Man

商品詳細を見る(amazon)


うっかり「キャリア最高傑作じゃない?」なんて思って、過去作も聴き返しましたが、エレポップなLoveblows & Lovecries - A Confession (1993) もやっぱり好きだし、個人的に初めてno-manを聴くきっかけになったFlowermouthも捨てがたい。前作Together We're Strangerも独特なアンビエンスが凝縮されているし…結局どれが最高傑作かという判定は保留ということで(^ ^ ;)。
でも、Timも自身のDiaryに"Subsequently, in many ways, it seems to me that we've created the definitive No-Man album. "と記しているので、本人たちにとっても会心の出来であることは確か。

前作は、明快なコード進行やギター+ベース+リズム隊といったオーソドックスなポップスの枠組みからの逸脱を試みるかのごとく、様々な音色がアンビエントにたゆたい絡まりあう中、Timの歌声が浮遊する音像でした。今作はそれと比べると、音楽の骨格が復活しています。なので、一般的に言って「聴きやすさ」は増していますが、ただただ綺麗で聴きやすいだけかというと、やはり彼らのこと、それだけでは終わらせない。あまりの美しさと心地よさにウトウトしかけて、某曲で叩き起こされビックリしたのは、私だけではない…はず(笑)。それにしても某曲は、PTのアルバムに入っていてもしっくり馴染みそう。もちろん、歌っているのはStevenではなくTimなんですけどね。(ネタバレするとつまらないので、某曲の名前は伏せておきます 笑)

Timの甘く囁きかけるような歌声、Stevenの紡ぎだす様々な音の魅力も相変わらずですが、今回(も)ゲストミュージシャンたちが活躍しています。ドラマーPat Mastelotto、Gavin Harrisonのドラミングも実に饒舌に曲の世界を描き出しているし、お馴染みTheo Travisの枯れた味わいの音色ながら自由闊達なフルートとクラリネットも重要な役割を果たしています。そして、今回特に印象的だったのがBruce Kaphanのペダルスチールギター。どこまでも伸びやかにとろける、つややかな音色がなんとも耳に心地よい♪現在schoolyard ghostsのマイクロサイトでその音色がフィーチャーされたwherever there is lightのビデオが見られますので、興味のある方はぜひ☆

wherever there is lightはTimの声の持ち味をいかした、どこまでも甘~い楽曲ですが、アルバム全体の風味は甘みを引き締める要素がさりげなく(あくまでもさりげなく)盛り込まれていて、その配合比率が個人的に「ど」ストライクです。アルバムのセンターピースは、先行でエディット版のビデオが公開されていたtrue north。この曲は3部構成になっていて(エディット版はpart 2のみ)。抽象的なピアノのループにのせてどこまでも寒い冬景色を粛々と進むようなpart 1、theo travisの笛の音に誘われるかのように動きと広がりを見せていくpart 2、それまでのオーガニックなテクスチャーから一転してエレクトロな輝きを帯びて上昇していくpart3…聴き応えたっぷりの12分48秒。他の曲についてもあれこれ書きたいですが、この辺で。

基本的に甘い美メロが好き。でも、甘いだけでも困るのよねw、という方々に聴いていただきたいアルバムです。選び抜かれた音の数々に耳をひたす至福のひとときを、ぜひ。

no-manオフィシャル

schoolyard ghostマイクロサイト

no-man Myspace

☆Steven Wilsonの日本語情報ならSteven Wilson JPBO

あ!
アルバムばかり聴き入っていて、ボーナスCDをまだ聴いていませんでした!(笑)
これから聴きます。
楽しみ~♪
2008年05月19日 | Comments(18) | 音楽[N]
コメント
待ってました!
skysongさんのこのレヴュー。

某曲(爆)もそうですけれど、人脈のこんがらがり具合と音楽が見事に今回は一致しておりますな、というのが第一印象でした。
でも、某曲、よーく聴くとTimの歌い方の特徴も凝縮されているんで、ショックの後のリバウンドとしてその観点からも聴いてみる、というのもありかと。っていうか、某曲は聴けば聴く程実はアルバム内での立ち位置は「曲」ではなくて長ーい構築されたブリッジのような気もしてきている今日この頃。
(と、結局某曲の話で終始するわけですな)
MM URL 2008年05月20日 01:14:52 編集
No title
>MMさん
MMさんは某曲に反応してくださると思ってました(笑)

ええ、ショックの後にはリバウンドwがきて、非常に好きな曲のひとつになりましたよ。(まぁ捨て曲ゼロなんですが)
甘美な世界の背後に潜む凶暴な世界が、マグマさながら、わずかな間隙から噴出したような…。まさにschoolyardのghostsのひとつなのではないかと思ったり。
そんなことを考えていると、純粋にキレイな曲もけっこう怖く聴こえてきちゃって(笑)。
ブリッジという解釈も面白いですね。

そうそう、ブックレットのフォトでStevenが着ているTシャツの可愛さにツッコミを入れたくなりませんでした?(笑)
skysong URL 2008年05月20日 21:41:03 編集
そうなんですよー
>純粋にキレイな曲もけっこう怖く聴こえてきちゃって

なんですよね。
これが結構FoaBPの質感につながる気がして、それってどう解釈、消化すればいいんだろう、って考えながらまだ答えが出ないままで居ます。

しかも、こんなのを聞かされた日にはこの夏のクリムゾンのツインドラム隊は何をしでかすのやら、と良くも悪くもドキドキ(苦笑)。

あのTシャツは、SWが自分の立場をよくわきまえていると解釈しました!(爆)。
MM URL 2008年05月21日 01:34:35 編集
No title
まだ買ってないんです!
こんなレビュ-読んだ日にゃCDショップに急がねば!という気持ちになります。

音よりもTシャツが気になるわ(爆)
haru URL 2008年05月21日 14:43:05 編集
No title
>MMさん
私もやはり、FoBPと通じる質感を感じました。あちらがティーンの世界なら、schoolyard...はあれこれ人生経験を経た大人の視点のようですけれど。別プロジェクトだし、こちらの歌詞はTimさんが書いているのに、ストーリーの続きのようにすら思えたり。

ツインドラム隊、すごいことになりそうですね!

やはりお兄さん、ご自分の可愛らしさをよくご存知ということで(笑)

>haruさん
これまでで一番トータル感のある仕上がりだと思いますよ。
ぜひぜひ☆

Tシャツも、お楽しみに(笑)
skysong URL 2008年05月21日 22:54:56 編集
傑作!
お久しぶりでございます。
「Flowermouth」以来に愛聴盤になりそうなアルバム、大絶賛リピート中であります。
で、やはり某曲(笑)の話題になりますよねぇ。某ドラマーはある意味らしいっちゃぁらし過ぎる演奏っぷり、一聴して笑っちゃうほどでした。某ドラマーの暴れっぷりにNo-manファンの皆様に怒られるんじゃないかと思ってましたが、ちょっとホッとしました(笑、←あくまでもクリムゾン視点ですし>私)
3枚目の限定盤はまだ聞いていないので楽しみであります。
kazz1200 URL 2008年05月22日 22:04:51 編集
No title
>kazz1200さん
こちらこそ、ご無沙汰しております☆
某曲、たたき起こされた後、私もしばらく笑ってしまいましたw。
あんなテンションの曲はアルバム中ひとつだけなので、唐突だと批判するファンも中にはおられるのではないかと思いますけどね(^^;)。でも、MMさんともお話していたように、甘美な世界と表裏一体になっているダークな凶暴性があそこで顔を出したと考えれば、アルバムとしてのトータル感はむしろあの曲のおかげで強まっている気がして。唐突なはずの曲によってトータル感が強まるというのも面白い現象だな…なんて考えていくとますますこのアルバムが好きになってくるのでした(笑)。

ゆえに、私も大絶賛リピート中~♪
skysong URL 2008年05月23日 22:24:04 編集
私も傑作と思います
入手以来、よく聴いているアルバムになりました。例の曲のハードな曲調も目立ちますけれど、他の曲も単に甘いメロディーやサウンドだけじゃなくて、微妙に歪んだ音が配置されていて、それが甘さを引き立たせているところがスゴく良いと思います。
taknom URL 2008年05月24日 09:51:55 編集
No title
>taknomさん
そうなんですよね。
現代音楽的な音、冷たい音などが絶妙にブレンドされているところがいいですね。
no-manでもぜひ来日して欲しいものです☆
skysong URL 2008年05月24日 21:22:50 編集
No title
いつも新しい音源を求めていらっしゃる、すごいですね。
そのパワーはリスペクトです、すばらしい!
上のサイトで聴いてみましたが、ぼくはちょっとダメでした、こんなこと書いてごめんなさい。

ぼくはトムヨークが好きになったのが奇蹟なくらい、新しい物はダメなんですね。モリッシーで終わってます。いやジャミロクアイの二枚目までは好きだったこともありますが、、、エイミーワインハウスも格好良いですが、レディオヘッドで充分半年過ごせます。あとの時間はバルトークとかマーラーとか時間を経ても全然新鮮なクラシックに嵌ってます。

ゼロ URL 2008年05月25日 22:12:48 編集
No title
>ゼロさん
いえいえ…まぁ、わりと新しモノ好きな方ではありますが(^^;)
日常のルーティーンに埋没しすぎてしまうと、自分の中の何かが磨り減っていくような気がして、いつも見たことのない世界に連れて行ってくれる音楽を探しているような気がします。

でも、新しいアーティストではなくても、例えば昔から聴いているデヴィッドだって時々びっくりするような新しい音を聴かせてくれたりしますよね。
あ、そうそう、no-manを聴き始めたのも元を正せばJAPAN人脈なんですよ。
スティーヴとリチャード、ミックが関わっていた時期があったので、そこから興味を持ったのです。

クラシックは同じ曲でも演奏者による違いを聴き比べたりする楽しみがあることもあって、私は気に入っているごく少数の曲を聴いてばかりで、なかなか広がっていかないんですよ。何かオススメがあったら教えてくださいね。
skysong URL 2008年05月26日 22:01:54 編集
No title
これしかないという3枚、とりあえず...

1.「マーラー」なら 
交響曲第9番 シカゴ交響楽団 ブーレーズ(指揮)

2.「バルトーク」なら
ピアノ協奏曲第1番&第3番 バレンボイム(ピアノ) ブーレーズ(指揮) ※3番が最高!

3.「ラヴェル」なら
ボレロ他(管弦楽曲集第1集) パリ音楽院管弦楽団 (演奏者) クリュイタンス(指揮)※ボレロならクリュイタンスです!
ゼロ URL 2008年05月27日 17:40:19 編集
No title
>ゼロさん
ありがとうございます!
探してみますね。
skysong URL 2008年05月27日 20:02:13 編集
遅くなりました m(_ _)m
skysong さま、こんにちは。いつもお世話になっております。
手前のブログにコメントをいただいて以降、反映御礼全てが
遅くなりまして申し訳ないです。 m(_ _)m

私は本作をまだ1回しか聴いていないのですよぉ…。
皆さん言及のパットさんのドラム以外は(笑)記憶から
消えかけています。

当然に PT 繋がりのメカニズムとなるのでしょうが、
上手く作用して欧州で立派なツアーが行われる
レベルに達してもらえると嬉しいですねぇ。
日本公演に向けての第一ステップと言うことで。
まずは PT の秋のミニツアーで徹底的に梃入れですね。
swjpbo URL 2008年06月10日 09:32:15 編集
No title
>swjpboさん
とてもお忙しそうなのに、ご丁寧にありがとうございます。お体に気をつけてくださいね。
1回聴いただけでも、パットさんのドラムは忘れられませんよね(^o^;)

8月ロンドンのライブを成功させて、PT繋がりでno-manももっと認知されたら嬉しいですね。

そうそう、PTのインストアライブCD "we lost the skyline"、burning shedに注文しました。「発送しました」メールが来たので、楽しみです♪
skysong URL 2008年06月10日 23:12:43 編集
No title
遅くなりましたが、やっと入手しました。いやぁ~素晴らしいですね。個人的には彼等の最高なんでは?と思ってしまうくらいの出来映え。派手さないものの(毎回そうか)いつも以上に深い!
しかし残念ながらボーナス・ディスクは無しでした(泣)。
TY販促部長 URL 2008年07月09日 11:34:57 編集
No title
>TY販促部長どの
やっぱりキャリア最高作の感がありますよね!
ボーナスディスクはプレオーダー限定でしたっけ。
よろしかったら某日お持ちします☆
skysong URL 2008年07月09日 20:11:24 編集
No title
私が入手したのもボーナスCD無タイプです。
今、世の中に出回ってるのはDVDA付きの2枚組のみですぅ(><)

出遅れちゃいけないってことですね!
haru URL 2008年07月09日 22:21:34 編集

管理者だけに表示する
 | HOME | 

プロフィール

ブログ内検索

最近の記事

全ての記事を表示する

最近のコメント

タグリスト

カテゴリー

月別アーカイブ

Visitors

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。