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空が、ゆれた

「東京には空がない」という言葉がありますけれど。
会社勤めをしていた5年間、朝は地下道を通って出勤し、帰りは終電かタクシーの生活でしたので、私にとっての空はガラスの向こう側にありました。超高層ビルの嵌め殺し窓の外側にある、触れることのできない空。

それでも、夕方FAXを送りにフロアの西側に赴いて、オレンジ色のグラデーションに染まる夕空に打たれて立ち尽くしたことが何度もありました。お昼休みには52階の社員食堂から見える、東京ドームや皇居の緑などの上に広がる淡い青空にほわっとすることも多くて。ガラス越しであっても、空は空。そう思って過ごした日々でした。

その後、子どもが生まれたのを機に会社を辞めました。ある日、散歩で公園に立ち寄り、まだ1人でブランコに乗れない我が子にユラユラを体験させようと、膝に抱いて私がブランコを漕ぐことに。何しろブランコなんてウン十年ぶりです(苦笑)。あれ?こんなに足を高く上げないと漕げないものだったっけ?体格が大人になってるからあたりまえなんですが、ギクシャクしながら徐々に要領を取り戻して。

リズムをつかむと、どんどん空が近づいてきて、また遠ざかっていくのが目に映る。自分が起こした風を、胸いっぱいに吸い込む。
空が、ゆれた。
そういえば、空は絵画や写真のように静止して眺めるだけのものじゃなかったね。ぐんぐん近づいたり、揺さぶったり、吸い込んだりできるものだった。そんなことを思い出させてくれた、公園での出来事。

思えば、自分では童心のようなものをそこそこ保ちつつ大人になったつもりでいたのだけれど、いかに大人社会の常識でコチコチに固まっていたことか。赤ん坊や幼児と接していると、そんなことに気付かされます。「あたりまえ」と思っていたことが社会のルールとしていつの間にか刷り込まれたもので、幼き者には全く通用しないことが多々あって。その「あたりまえ」を見つめなおして、幼い人たちとやりとりしていくプロセスもまた、ある意味、空をゆらすようなもの。
自分に余裕がない時は、ついつい「あたりまえ」を押し付けてしまうのですけどね(反省)。

Flunk(@ Myspace)というノルウェーのバンドのSkysongという曲を聴いた時、この、空がゆれた日を思い出しました。ざっくりしたギターが作り出すリズムと、雲のようにふわふわ流れる女性ボーカルに心がふっと軽くなります。それをそのまんまハンドルに使っちゃう私も、我ながら分かりやすい人ですねー(笑)。
♪Looking at the sky
Hearing the sound of guitars♪
Flunkについてはまた後日、記事にしたいと思います。

MorningStar

Flunk / Morning Star ('04) (HMV, iTS で試聴可)
※HMVでリンクされているのはボートラ入り全13曲
※iTSは9曲入り(この記事で紹介したSkysongは入っていません)
※iTSでSkysongが入っているアルバムはPlay America ('05)
2007年01月16日 | Comments(6) | Trackback(0) | 音楽[F]
コメント
空を見上げると・・・曇り空・・・
こんにちは
自分のブログは放置プレイしたまま(笑)仲良しのブロガーさん
とこばかり徘徊してます(爆)

流石にskysongさんは感受性豊かでらっしゃいますね。
その上表現力も豊かでらっしゃるから、短編小説をよんでいる気分にさせてくれます。

そして私は久しぶりにご紹介にあったアルバムを聴いています。
出会いは、アイスランドに住む友人が定期的に送ってきてくれる
CD群の一枚だったのですが、
その中でもかなり気に入って聴いていた一枚でした。
そのアルバムの収録曲の一曲がハンドルネームなんて素敵じゃないですか~(^^)
心に響く音楽は、いつも普遍的にソコに存在しているのに、
気づかないで出会えない音楽も無数に存在するんですよね。
当然のことなんですが・・・。だからこそ、音楽との出会いは
1つ1つを大事にしたいと思うんです。
そんなことを、このアルバムを改めて聴きながら思っています。
shuuma URL 2007年01月16日 17:17:35 編集
>shuumaさん
こんにちは☆

ブログはもちろんご自分のペースで更新すれば良いものですが、そろそろshuumaさんの新しい記事も読みたいな~~
(と、プレッシャーかけてみたりして 笑)

shuumaさんもこのアルバムお聴きになっていましたか!
アイスランドにお友達がいらっしゃるなんていいですね。
ノルウェー語とアイスランド語は比較的近いらしいですが、やはりFlunkのボーカルもビョークも、英語の発音が似ているなと思ったりして。

>心に響く音楽は、いつも普遍的にソコに存在しているのに、
>気づかないで出会えない音楽も無数に存在するんですよね。
>当然のことなんですが・・・。だからこそ、音楽との出会いは
>1つ1つを大事にしたいと思うんです。

本当にそうですね。死ぬまでにどれだけ、そういう大事な音楽と出会えるかしら……なんてことをよく考えます(暗っ! 苦笑)

そんな大事な音楽たちのことをブログでお話しできるのは嬉しいことですね♪
skysong URL 2007年01月16日 17:44:22 編集
はじめまして、skysongさん☆

大きな空にのみこまれるような、一体化するような・・・
ゆれて近づいてくる空を見る気持ちを、
ひさしぶりに思い出しました。
(子供の頃、大きくこいだブランコが気持ちよくて
 そのまま寝てしまった→思いきり落下した思い出が・・・)

Flunkはノルウェーの人なんですね。
skysong、素敵なタイトル=お名前です♪
スージー URL 2007年01月17日 16:39:33 編集
>スージーさん
はじめまして~☆

そうそう、大きな空にのみこまれる感じがたまらないですね。
しかし、気持ちよくて寝てしまったとはっ!?
すっごく大物なお子様でしたね!!!
(今だから笑えますけど、お怪我の後ご両親はさぞ心配なさったことでしょう ^^;)

Flunkはノルウェーなんですよ。
音楽の世界ではどんどん国境が関係なくなってきていますね。

skysong、お褒めいただいて嬉しいです(*^^*)
skysong URL 2007年01月17日 17:19:42 編集
僕は都庁の前の新宿中央公園の脇に住んでいるんですけど、空を見るなんてベランダで見るか、仕事に行く時にその公園を通って新宿駅迄歩いて行くので公園で見上げるくらいですね。仕事場が窓が無いスタジオが多いので昼間は空を見上げる事が出来ないんですよ。それでも夜見る新宿の空も結構好きなんですよ。FLUNKはニュー・オーダーのカヴァーなんかもしていて良いですよね。今夜は仕事終わったらベランダで都庁を眺めながら久々に聴いてみます。
TY URL 2007年01月19日 01:39:31 編集
>TYさん
新宿中央公園のお隣にお住まいですか~。
私の元職場もかなり近かったです!
超高層ビル街は、夜景はもちろん素晴らしいですが、昼間の空も、ビルの合間から鋭角的に切り込んでくる魅力がありますね。
仕事場に入ってしまうと、それも見ることができませんが。

FlunkのBlue Mondayは良いですよね!今日あたり記事にしようと思っていました。クールな北欧サウンド、新宿の夜景にも似合いそうです。
skysong URL 2007年01月19日 09:03:02 編集

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