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Peter Doherty / Grace / Wastelands ('09)

peterdoherty


ピート(ピーター)・ドハーティが「天才」と呼ばれているのを見聞きすると、どうも首をかしげてしまう。少なくとも私の言語感覚では、「天才」の特に「才」の部分は、優れた巧緻性や独創性を前提とした言葉なので。
ピートはそういうタイプではない。歌もギターもヘロヘロでお世辞にも上手いとは言えないし、ソングライティングやアレンジも、独創的というよりは既聴感のある懐かしいサウンドだ。
それでも、無性に惹かれるのは何故なんだろう?とファンになって以来、不思議に思いつづけてきた。あのちょっと舌足らずな歌い方が耳をくすぐるというのもあるし、ジャンキーなダメ男の奥底に、優しさや純粋さが見え隠れする魅力というのもあるけれど。
それだけではまだ言い表しきれていない何かがあると、ずっともどかしさを抱えてきた。
そんな中、この春手にした彼の初ソロアルバム。
シングルLast Of The English Rosesは、手元に届いてから一週間足らずでiPodでの再生回数が70回を超えてしまった。同曲のビデオもYouTubeで何回繰り返し見たか分からない。

リバティーンズやベイビーシャンブルズよりも、ピートのパーソナルな部分が前面に出たこのアルバムを通して改めて感じたのは、彼は「天才」というより、「天」のヒトだということ。
天然。
天真爛漫。
彼が最初に作った「詩」は、二歳ぐらいの頃、母親にベッドで寝かしつけてもらいながら、「ベッド…と、…ヘッド。ベッド…と、…ヘッド。(・o・)」とおしゃべりした"bedhead"だと、インタビューで話していたけれど。口の中でころがした音韻の面白さを無邪気に楽しめる二歳児の素朴さを未だに持っているのがピートなんだな。
投獄だのドラッグ中毒だの、ケイト・モスとのスキャンダルだの、あれこれくぐり抜けつつも、根っからの音楽好き、言葉好きの無邪気な魂は曇らない。むしろ、泥にまみれるほどに、無垢な部分の輝きが増してきたようにすら思える。
「地上に堕ちてきた天使」とは言いすぎだろうか?
でも、秀才、天才、聖人や慈善家などが高みからさしのべる手では救えない、癒せない、心の深層に響いてくるものがピートの歌にはあって、そこに私は堕天使を見るのだ。

そんなピートのラフな魅力は損なわず、それでいてかなり洗練された音に仕上げた、プロデューサーのスティーヴン・ストリートの仕事っぷり、そしてゲスト参加したグレアム・コクソンにも拍手!

Last Of The English Roses



左側リンクがボーナストラック1曲(Don't Look Back)付き日本盤
右側がボートラ(同上)&DVD付き限定スペシャルエディション

ベイビーシャンブルズの3rdアルバムも控えているそうで、お騒がせスキャンダルよりも本業にフォーカスがきっちり定まっている時期のようだし、大好きなEP、The Blindingに匹敵する粒ぞろいの作品を期待!





蛇足。
彼は演奏もさることながら、体調・気分・ぷよぷよ加減や寝グセの具合によってルックスにもかなりムラがあって、ビジュアル的にはあまり好きではなかったのだけれども。
この動画で時折見せる表情はとてもイノセントでチャーミングで、…どうしよう!?
(どうしようもこうしようもないけど ^o^;;)



French Dog Blues
EMI Music Japan特設サイト
Grace / Wastelands Myspace

Babyshambles オフィシャル
Babyshambles Myspace
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2009年04月15日 | Comments(2) | 音楽[D]

Death Cab For Cutie / Narrow Stairs ('08)

暗闇の中どこか(誰か)に向かって疾走するように、タイトに刻まれるドラムスと、不穏でファンキーなベースライン。背後に飛び去っていく光や風景の断片のように、残響を遺しながら現れては消えるギターとピアノ。
8分半のポップソングの前半4分40秒近くを占めるイントロ(?)部分。
いったいベン・ギバードの歌は始まるのか。
これはインストなのか。
そんな思いを抱えながら高まる音とリズムに身をまかせるうちに、延々と続く闇が一瞬とぎれ、ようやく歌が始まる。

「僕はどんなに望んでいることか
君が僕らの可能性に気付いてくれることを
君と僕の可能性に
それは優美に装丁されているけれども
未だ読むことのできない言語で綴られた書物のようなもの」

「君は僕と時を過ごしてみるべきなんだ
僕と時を過ごしてみるべきだ
僕には分かっている
そうすれば君は愛を見出し
僕は君の心を手に入れる」

懇願でもなく、狂気を帯びた声でもなく、科学的事実を述べるように明晰に、くりかえし歌うベン。
…怖いです(笑)。
怖いけれども、すごくポップ。

そして、一瞬明るい光が差し込むように曲調が変わるけれども、
「君は僕の口説きも絶望的な懇願も拒絶する
そう簡単に失望させられるものか
そう簡単には」
と、ますます怖い歌詞(苦笑)。

でも、この数小節のメロが、長い曲のアクセントとしてすごく効いています。
イレギュラーな構成だけれども、小難しい実験音楽ではなく、あくまでもポップ。
歌詞の中の主人公が相手の心を手に入れられるとはとても思えないけれどもw、この曲の格好よさには心を鷲掴みにされました。

I Will Possess Your Heart


この長いシングル以外のアルバム曲はどれも短くて、まるで中篇小節と短編数編が収められた単行本。短い曲もまた、歌詞とサウンドで人生の様々な風景を切り取っていて、味わい深し。音楽を聴いているはずなのに、好きな小説家の本をめくっていくような、ブッキッシュな言葉と音のひととき。



I Will Possess....以外では、畳み掛けるように始まる、次の曲No SunlightやTalking Bird、Your New Twin Sized Bedが特に気に入っています。
No Sunlightはキラキラしたポップソングなのに、やっぱり歌詞が…(泣笑)。
こんな歌詞をこんな曲に乗せられるのはモリッシーかベン・ギバードか、って感じです。お見事。
Rollingstone.comの このページではYour New Twin Sized Bedをスタジオでリハーサルするデスキャブの映像が見られます。この曲を聴いていると、自然に体が横揺れしちゃう~♪

サマソニ来日のついでに単独公演もやって欲しいんですけど…すごい日程のツアーをこなしているみたいだから、難しそうですね(涙)。

Death Cab For Cutie オフィシャル
Death Cab For Cutie Myspace
Myspaceにはテレビ出演時のI Will Possess...の映像も貼られていますが、さすがに長いイントロはカットしてますね~。テレビでは仕方がないかもしれないけれど、ライブではしっかりイントロも演奏して欲しいです。

Narrow StairsNarrow Stairs
(2008/05/13)
Death Cab For Cutie

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2008年05月30日 | Comments(8) | 音楽[D]

Duran Duran @ Zepp Tokyo, April 14 '08

ふぁい、あいあいあいあい、ふぁ、あ、ふぁいあいあいっ
…ぶぉーーー♪(笑)
いまだに耳に残ってますw。

実は新譜聴いていないんですけど。。。
私の中でDDは3枚目で止まっていたんですけど。。。
ウェディング・アルバムは一応持ってますが)
ポリスの勢いもあり、小さなハコにてDDで踊るのもいいなーと思って、nigamuさんのお誘いにありがたく乗りました。

乗客が自分しかいないゆりかもめから、カシャリ。
DD7

すべてがガラス細工のように脆く、淡くけぶる夕暮れに吸い込まれていきそう。。。
開場時間過ぎに到着したとはいえ、会場に向かいそうな人がほとんど見当たらない車内に、かなり心配になりました(苦笑)。

でも、ひとたびZepp Tokyoに着いたら、普通に混んでました。想像以上に男子率高く(ほぼ半分?)、異人さん率高し(日本在住の方のみならず、海外からのフォロー組とおぼしき方々も多数)。そして年齢層は、やはり私と同世代が大多数。

実はポリスの時のオーディエンスのノリがとっても悪く、なるべく気にせず楽しもうとはしていたんですけど、それでもどーうしても気になるほどだったので、今回も同世代なだけに客ノリもかなり心配でした。でも、大げさなドラの鳴り響くオープニングとともにメンバーが登場すると、会場のテンションは一気にアップ!うん、いいねぇ、こうでないと♪

ステージのバックには高層ビルのファサードが描かれていて、それ以外には特に凝ったセットは無く、シンプルに機材が置かれています。ステージ左から、女性コーラス、ジョン、(奥)ロジャー、サイモン、(奥)ニック、ギターの人、サックスの人…という位置取り。まあ、ジョンはしょっちゅうあちこち動いていましたけれど。

昨年のLive Earthロンドン会場のデュランをネット配信で見た時は、「彼らの音って白昼の野外に合わないよねー」と、ちょっと醒めた目線になってしまったのですが、やっぱり、ビカビカの照明に、熱気がムンムンしている場所がイイですね(笑)。ちょっと音がブーミーでしたけど。知らない曲でもせっせと踊り、往年のヒット曲ではもちろん腕振り上げて合唱しましたよ。

ここで、メンバーのルックスチェック。
ジョンは、相変わらずスラリとしていて格好よかったけど、ヘアスタイルのせいかちょっとトラボルタ風味が加わったような(お気を悪くされた方がいらしたらスミマセン 苦笑)。
サイモンのジャケット姿には「ちょっと痩せてスッキリした?」と思ったのですが、ジャケットを脱いだら…(笑)。やわらかそーうな、お腹のお肉がふるんふるんでした☆やっぱりカッティングの優れたジャケットの着痩せ効果はすばらしいw。次の秋シーズンは私もシルエットがキレイなジャケットを買いたいわー♪などとついつい考えてしまいました。
ロジャーが一番変わっていない感じで、ニックは脱色(ですよね?)の髪色がシュールですが、さすがにちょっとおシワが増えましたね(人のこと言えませんけど ^ ^;)。
皆さん、モノトーンに赤でアクセントをつけた(新譜のイメージなんでしょうね)お衣装で。
途中のエレクトロセットでは光沢のある黒のスーツ。
なんだかんだツッコみましたが、やはり華のある方々ではあります。

セットリスト
1.The Valley
2.Red Carpet Massacre
3,Nite-Runner
4.Hungry Like The Wolf
5.Planet Earth
6.Falling Down
7.Come Undone
8.Skin Divers
9.The Reflex
10.Save A Prayer
11.A View To A Kill

一旦メンバーが退場すると、ステージ前方に機材がするすると並べられ。
「何が始まるんだろう?」「合奏?(笑)」なんて話していたら、オリジナルメンバーの4人による合奏=エレクトロセット。

Electroset
12.Last Chance On The Stairway
13.All She Wants Is
14.Warm Leatherette
15.I Don't Want Your Love
16.Skin Trade
17.Tempted

18.Notorious
19;Girls On Film (Member Introduction)
20.Ordinary World
21.(Reach Up For The) Sunrise
22.Wild Boys

Girls On Filmの曲紹介、Simon"Nick Rhodes is gonna take your picture! " →SE:カシャーン、カシャーン、カシャーン、カシャーン……。これ、Live Earthでもやっていましたけど、ずっと定番なのかしら?あと、メンバー紹介で、ジョンを紹介する時、観客に"Play that f**king bass, John!"と連呼させる
のとか。これまでもずっとデュランのライブをフォローして来られたファンの方に教えていただきたいわ。
個人的に、サックスの人を紹介する時、ジョンとサイモンがサックスソロを吹きまくるサックス奏者の周りを「かごめかごめ」みたいにぐーるぐる楽しそうに回っていたのが面白かったです。

まあ、とにかく、メンバーも観客も終始楽しそうで、これぞエンターテインメントという感じ。
かつて武道館のスタンド席で米粒みたいなメンバー達を見て、「彼らが同じ屋根の下にいる!」と涙した中学生の頃は、ライブハウスの至近距離で彼らを見ながら踊れる日が来るなんて夢にも思いませんでした。今は大きな会場では動員できないと考えれば、ちょっと寂しくもなりますが(英国ではアリーナ会場でやってますけどね)。あえて、彼らの音には、こういう空間が合う!と胸を張って言いたい☆ご本人たち演奏の贅沢なディスコ(古語? 笑)みたいな感じがツボでした。

Encore
23.Rio
この曲のベースラインは本当にすごいですよね。生で聴いて、あらためて鳥肌もの。

Is There Something I Should Know?なんかも聴きたかったですが(ついでに当時のTVCMをイメージして3頭身の着ぐるみなんてどう? 笑)、やはりシメはRioですね。

観覧車にも「おやすみ」の挨拶をして帰りました。
dd03

次にZeppに行くのは、いつ、何のライブになるでしょう☆

☆UK-JAPAN2008 WEBサイトに記事掲載!☆
2008年04月16日 | Comments(12) | 音楽[D]

視覚化された愛。

diskunion新宿中古センターblogに嬉しいニュースが。

レコード会社移籍先がなかなか決まらなかったり、前作(2枚目)リリース後、結局来日しなくて寂しかったDelays。とうとう移籍先がFictionに決まり、ニューシングルがMyspaceにアップされたと!
しばらくmixiから情報を入れていなかったので、出遅れてしまいました。

LoveMadeVisible


ああそっか。このジャケ、ぼーっと眺めると
D E L
A Y S
なのね。
気付くまでに結構時間かかっちゃいましたよ(笑)

さっそく新曲Love Made Visibleを聴いてみると、イントロの「びーよーん、びーよーん♪」に笑わされつつ、きゅーんとくる。やっぱりいいねぇ、Delays節。

ビデオはこれ。

…このビデオはあんまり好きじゃないな(苦笑)

Delaysはネオアコっぽいファーストがとても好きなのですが、ポップなセカンドもまあ、それなりに。とにかくボーカルのグレッグのファルセットが好きであります。

早く3枚目のフルアルバムを!
そしてぜひ来日を!
音的にも、ルックス的にも、絶対に日本でウケると思うんですけどね。

それにしてもdiskunion新宿中古センターblogさん、「キラキラ王子」って!(^^;)
せっかくこれまでハンカチにもハニカミにも「…」と無反応を貫いてきたのに、やめてくださいよ~!

…ああ、また手が勝手に画像をw!

キラキラ王子@兄
delaysGreg


キラキラ王子@弟
DelaysAaron


キラキラ王子達 @ Live
Hideaway


Delaysオフィシャル

以前、旧ブログで書いた、Delays関連記事
Delays / Faded Seaside Glamour ('03)

2007年11月06日 | Comments(0) | Trackback(0) | 音楽[D]
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