パシュチモターナ・アーサナとは「両足の前方ストレッチ」。「背中を伸ばすポーズ」と呼ばれることも。
平たく言えば、両足を前に伸ばして座った状態での前屈です。(ポーズ辞典参照)
ヨーガを始めたばかりの頃は、膝裏の筋肉がイタタタ…となってしまい、お腹を太ももにぴったりつけることは難しかったのですが、1,2ヶ月ほどでつけられるようになりました。と言っても、二つ折りケータイみたいに瞬時にパタン!となるわけではなく、何度も繰り返し呼吸の力を借りて各所の力みを取っていくうちに、徐々に上半身が降りていく感じなのですが。
「たかが前屈」と思われそうですが、上半身と下半身がぴったりくっつくと、自分との一体感が驚くほど気持ち良いのです。「自分との一体感」というのも矛盾しているようですが、意外と日常の中での「自分」はあちこちとっちらかっているもので…。「ああしたい」自分と、「こうすることしかできない」自分との乖離とか。相手やTPOに合わせて、様々な面を使いわけている自分とか。様々な面があることは自然でもあり、社会的必然でもあるのだけれど、忙しすぎたりストレスがオーバーフローしてくると、私の場合、様々な「自分たち」の扇のカナメがどんなものなのか、何を望んでいるのか、良く分からなくなってしまうことも多々あるのです。でも、このポーズをとっていると、そんな混乱がすーっとリセットされていきます。自分で感じる自分の体は、想像以上に柔らかく、あたたかく。(日頃、どんな自己イメージを持っているんだか ^ ^;;)そんな自分のぬくもりを感じながら繰り返す、ゆったりとした呼吸。空気がおいしい。自分の体があたたかい。とてもシンプルで、イノセントな幸福感が心の奥から沸き起こる。ヨーガって不思議。そして、ありがたい。
疲れ、汚れ、悲しみがゆっくりと洗い流されて、生成り布のような色合いと肌触りになったような、このイノセンス。Tamas Wellsのエンジェル・ヴォイスに通ずるところがあるような気がするのです。5月にサードアルバムが発売されました。
オーストラリア出身、ミャンマー在住のSSW、Tamas Wells。
今作ではピアノが使われておらず、ストリングスも控え目。前2作より更にシンプルですが、彼の作るメロディーや声は相変わらずです。昨年の来日はスケジュールが合わず泣く泣く諦めたので、今回はライブ行きます!
Two Years In April (2008/05/16) タマス・ウェルズ 商品詳細を見る |
☆Tamas Wells Myspace
新譜からはThe Northern Lightsという曲が試聴できます。
☆pastel records
こちらにも試聴リンクあり。
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